分身ロボットオリヒメを活用した 出会い、体験、まち歩きプロジェクト
NPO 法人わくわーく
小橋 祐子
みなさんこんにちは!
わくわーくでは、2022年1月から12月までの1年間に、ファイザー株式会社「心とからだのヘルスケ アに関する市民活動・市民研究支援のプログラム」のひとつとして、『病気や障害のある人達と仲間 でナビする出会い、体験、まち歩きプロジェクト』を実施することになりました。
みなさんは、「分身ロボットオリヒメ」をご存知でしょうか。わくわーくには現在2体のオリヒメが出番を 心待ちにしながら待機しています。
病気や身体が不自由などで外出の困難な方、介護や子育てで思うように自分の行きたいところに 出かけられない、またコロナ禍において外にでかけることに不安を感じている方々などがたくさんいら っしゃいます。そのような状況において、色々なことをあきらめたりしているうちに、気持ちも沈みこころ の健康が損なわれ、からだにも影響がでてくることがあります。今回のプロジェクトは、そのような状況 をつくることがないように、以下のような流れで、プロジェクトを進めていきたいと考えています。
病気や障害のある人達と仲間でナビする出会い、体験、まち歩きプロジェクト
病気や障害のある人達と若い仲間が外出困難な方々の分身をナビしながら、自分達のまちの魅力を伝えていきます。プロジェクトに関わる誰もが思いを叶え、心とからだの健康を創り出す事業です。
①参加者(パイロット)
外出したくても外出できない人(病気や障害、介護や子育て、コロナが心配で出かけることが難しい人)
実態:家にこもってしまい気持ちが沈む、人との交流や会話の機会が減っている、孤独感を感じ希望が持てない など
思い:状況が許せば、自由に出かけてみたい、出会いや体験をする機会がほしい
↓
自分の分身としてオリヒメのパイロットとなり、自分の意志で遠隔操作する
①‘(1ダッシュ)分身ロボットオリヒメ
案内役(ナビする人)
②大学生、高校生、中学生
実態:障害や生活状況により外出困難な方がいること、地域で生活する障害を持つ方のことを知る機会がない
思い:SDGsの学習をしているが、実践フィールドが少ない、色んなことをやってみたい
④福祉サービス事業所BOCCHI(ボッチ)利用者が主となる
実態:施設に通いながら仕事や活動をしているが、どちらかというと守られる立場である
思い:支援を受けるばかりではなく、自身も社会のためになる役割を担ってみたい
③街の魅力の伝達(アドバイザー)
八幡アートフォレスト ~パレットの樹~ (地域の企業や団体)
実態:それぞれの強みを活かし、まちの魅力を協力しながら発信していくグループ。
協議でイベントを企画したり、企画の後方支援をしたりしながら、この地に住む方や訪れる方に心地よさを届ける工夫をしている
思い:八幡を中心に北九州市の魅力を発信したい、次の世代を担う若者たちに歴史や文化を伝えたい
「分身ロボットオリヒメ」を「アドバイザー」からアドバイスを受けた「案内役」でご案内します
例えとしては…
・皿倉山に登ったり 世界遺産を見たり
・お客様と会話をしたり、販売体験をしたり
・自分の体験談を発表したり、同じ境遇の方と話したり などがあります。
様々な理由でなかなか外に出かけられない方①が「分身ロボットオリヒメ」①’にパイロットとして入 り、家や病院にいながらナビ役②④とともに、あたかも自分がその場に訪れたかの様な体験をするこ とができます。出かけたくても出かけられない現状を乗り越え、出会いや体験、新たな発見ができる 状況をつくります。
活動毎にパイロット参加者、ナビ役となる障害者施設利用者や地域の有志の双方にアンケートを 取り、心とからだにどのような影響があったかを調査していきます。 わくわーくでは、パイロットとなる参加者や、ナビ役になる学生さんなどを募集しています。ご興味のあ る方は、下記アドレスに「まち歩きプロジェクトについて」として、わくわーくまでお問い合わせください。
NPO法人 わくわーく
ホームページ http://www.wakuwa-ku.com/contact/
TEL 093-671-1221