◆竹ちゃんの一言◆
法律は人が「しあわせ」になるためにある
障害者福祉について、大切な情報を発信してきた情報紙「ひこうせん未来」が100号を迎えました。そこで今回は、「法律」について書いてみました。
NHK放送局の朝ドラで、家庭裁判所の職員が発した言葉に障害者福祉の原点を見た思いがしました。
それは『法律は人が幸せになるためにある』という言葉です。障害のある人たちも対象になる国民の一人です。法律の不備で障害のある人が悲しい思いをするようなことがあってはいけません。障害のある人たちも幸せになる権利があります。
2024年4月1日に改正障害者差別解消法が施行され、障害ある人が社会参加をしようとする時に、それをさまたげることがないよう社会参加できるように「合理的配慮」を提供しなければいけなくなりました。
しかし、現実は障害者差別解消法ができたと言っても、1981年の国際障害者年のテーマである「完全参加と平等」には程遠い。
幼い時に病気になり自分の足で歩くことができなくなった車いす使用の中学生が高校受験で、同級生は自分がやりたい部活がある高校を受験すると決めたけど、私には「どの高校にエレベーターがあるかということでの選択肢しかありません」と言っている様子をテレビで見ました。
なんと悲しい選択ではありませんか。「エレベーター」の有無ではなく、本当に行きたい高校を受験できるような社会になればと思います。
障害のある人達が社会参加できるためには、国民全員が対象となる法律「建築基準法第34条:高さ31mを超える建物には、非常用の昇降機「エレベーター」を設ければならない」の内容を障害のある人たちが社会参加できるような内容に改正すべきだと思いませんか?