ひこうせん未来100号おめでとう~!!
情報紙「ひこうせん未来」の発行が100号をむかえました。
「情報のバリアフリー化」にいち早く取り組んでいた有志のボランティア活動が北九州市の委託事業として再出発したのは、活動を開始した平成5年から3年後の平成8年のことでした。
ひこうせん未来は現在ホームページの掲載、紙面、音声版を発行しています。
障害福祉情報センターホームページ:https://www.ksjc.jp/
障害のある人もない人も知って得する話題や活動を知らせることを目的に発刊当時は数少ない情報を拾い集めていました。今ではその数も範囲も拡がり、選別するのに苦慮するまでになりました。
なおかつインターネットだけではなく紙媒体で届ける方法を続けて来たのも拘って来た一つです。手に取って確認でき、思い出しては確認する。オーソドックスな方法であったとしても続けて来れたことには意義があり、まさしく「継続は底力なり」です。
かつては「お知らせ」レベルの少ない情報でしたが、今は質の良い情報、正確な情報をチョイスしての提供に努めたいものです。
電信や手紙から電話、そして携帯、インターネット、画像の送信へと伝える手段はめざましく進化し、その全てに対応できるまでには至っていませんが、個人が望む方法で必要な情報を得られるよう情報の平準化が望まれます。
次の時代に夢を持ちながら情報のありかたを学んでいきましょう。
(公社)北九州市障害福祉ボランティア協会
理事長 岡田 和敏
ひとくちに「障害」といってもその種別は本当に様々で、身体・知的・精神など、挙げればきりがありませんが、障害保障についての配慮も多岐にわたります。
本人の生活上の配慮、本人の気持ちに寄り添う配慮、介護するご家族への配慮。
ひこうせん未来は、私達、障害福祉に携わる支援者が目指す「共生」の情報ツールとして、様々な障害の、多岐にわたる支援情報を発信して来られました。
ひこうせん未来の過去の発刊を見ていると、障害があってもなくても、誰もが住みよい社会を目指すという目的がはっきりしています。障害があるがゆえ、届きにくく得にくい暮らしに便利な情報の発信を、これからも障害がある方の心の支えとして、永く続いてほしいと願っています。
(社福)北九州あゆみの会
理事長 藤﨑 隆生
毎号の内容企画にはじまり、取材や原稿依頼、編集と多くの時間を費やし発行に携わって来られた関係者の皆様に心から敬意を表します。
障害のある人や家族にとって、障害福祉制度の動きや内容を知ることはとても大切ですが「ひこうせん未来」を通してわかりやすく制度の説明や、現状、課題等をタイムリーに提供していただくことで周知することができます。
また、私は知的障害者の家族ですが他の障害のある人の状況も知ることができています。
これからも「ひこうせん未来」が、障害のある人にとって大切な情報提供の機関紙であり続けますように心から願っています。
北九州市手をつなぐ育成会
会長 服部 栄子
障害のある人の社会参加にとって、情報はとても大切です。北九州市障害福祉情報センターが発行する情報紙「ひこうせん未来」「いべんとアラカルト」は、北九州市身体障害者福祉協会(以下身障協会)にとっても大切な情報発信の手段の一つです。
北九州市内の障害のある人を含む市民に、身障協会の令和6年度の大きな取り組みのひとつである「障害者差別解消法の改正」の啓発や、北九州市から受託している4つの施設の障害のある人の社会参加への取り組みを、北九州市障害福祉情報センターは発信してくれています。
障害のある人、関係者が社会参加に必要な情報を取得できるかできないか、によって、障害福祉の推進には大きな違いが出てきます。
身障協会は、昨年(令和5年)設立50周年を迎えました。障害福祉情報紙「ひこうせん未来」は100号です。当協会も設立100年を目標に「誰一人取り残さない社会」の実現に取り組んでいきます。
(公財)北九州市身体障害者福祉協会
理事長 竹田 英樹
いつの頃からか、編集委員に仲間入りをさせていただき、様々な角度から障害のある人や福祉に携わる人が、必要な時に障害福祉関係の情報を手に入れることができる情報紙としてどのような内容をお届けするのかを、ご一緒する編集委員さん方と考えながら紙面づくりの末席に参加させていただいております。
私自身も、専門ではない障害分野のことや、変わりゆく制度などを「ひこうせん未来」の情報により知っていくことができ、大変勉強になっています。
昨今の情報社会はめまぐるしく進化しており、SNSなどの活用も盛んです。
しかし、AIなどにより関心のある情報に偏るということもあるのではないかという懸念もあります。「ひこうせん未来」は「紙面」という従来のかたちではありますが、ふっと目についた記事に新鮮な情報を得、挿絵や編集後記などにほっとさせられるという一面があります。
これからも、多くのみなさんに役立つ情報を届けていくことができるように、アンテナを張って自己研鑽に努めていきたいと思っています。
NPO法人わくわーく
代表 小橋 祐子