そろそろ梅雨です、 避難情報の確認をお願いします
北九州市障害福祉団体連絡協議会
会 長 林 芳江
新緑が眩しくお天気にも恵まれた今年のゴールデンウイークでしたが、ちょっと思い出してみてください。昨年5月2日の深夜のゲリラ豪雨を、その夜我が家では、携帯に速報が届いたのに気が付いて、就寝ケアに来てくれていたヘルパーに急いで帰宅してもらいましたが、なんと不意打ちのような激しい雷雨でした。またその前には季節外れの台風情報に耳を疑ったのも思い出されます。やはり気候変動は現実と受け止めて、先ずは個人や家族そして身近な人と、天気予報を見る重要性や、避難が必要になった時のことを考え話し合っておくことが大切ではないでしょか。
令和3年に災害対策基本法が改正され一年が経ちました。この間コロナ禍の影響もあり、皆さんと避難情報に関する変更点を共有することがありませんでしたので、梅雨の時期を前にして、おさらいの意味も込めて気象災害から身を守るため、各自治体から発令される避難に関する情報がどう変わったのかまとめてみます。
「避難指示」までに必ず避難!
最も大きく変わったのは「避難勧告」が廃止され、直ちに避難を求める「避難指示」に一本化されました。警戒レベルは5段階ですが、実際避難の行動はレベル3と4で実行するように示されています。それぞれの変更点は、警戒レベル3「避難準備・高齢者等避難開始」は「高齢者等避難」に変更、警戒レベル4「避難勧告」は廃止、「避難指示」に一本化。そして、警戒レベル5「災害発生情報」は「緊急安全確保」に変更、つまりもう避難は危険なので、少しでも命が守られる
ような行動をしてくださいということです。その前に警戒レベル1と2では気象などの情報に注意することが示されています。
一方、気象に関する情報は、梅雨時期の長雨や大雨並びに台風のように数日前から予報が出されるものや、急にやって来る夕立やゲリラ豪雨のようなものもあります。冒頭に少し書いたよう
に、急な嵐であっても10分間単位で地域毎に降雨量の予想が示されたり、雨雲レーダーをスマホで見られたりするサービスも、複数のアプリがありますので試してみることをお勧めします。
また「防災情報北九州」では市内の降雨量や河川の水位、避難所の開設情報等も見ることができるので、ぜひアクセスしてみてください。
防災情報北九州
もらって安心災害情報サービス(北九州市)
防災アプリ「ハザードン」(北九州市)