ありの「スポーツどうなん?」
北九州市障害者スポーツセンター
アレアス 所 長 有延 忠剛
第68回 「withコロナ」への突入
今まで何となく耳にし、 発してきた言葉 「with コ ロ ナ」 日本語に言い換えれば 「コ ロ ナとともに」 そもそも響きの良い言葉ではない。 だが、今まさにその言葉の意味を肌で感じざるを得な い状況にな っ てきた。
新型コ ロ ナの影響により、 これまでに3万人を超える方々が亡くなり、 後遺症に悩まされる方や、 感染により今まさに苦しんでいる方も数多くいる。 全国の累計感染者数が1千万人を超えるのも恐らく遠い先の話ではな い。
そのような中、 ふうせんバ レーボー ル振興委員会では、 過去2年開催を見送 ってきた 「ふうせん バ レ ーボール北九州大会」を7月に実施するか否かの話し合い を行 っ た。
私は都合により参加できなか っ たため、 事前に次 の私見を述 べ た。 「 コ ロ ナ対策を行 い 、 まずは開催す べ き。 ゴ ー ル デン ウ ィ ー ク後の増加はしばらくして落ち着くとして、 もは や感染者数の大幅な減少は見込めな い の ではな い か。 『減少しな い から開催しな い』 の であれば、こ の先 い つ までた っ ても開催できな い ことになる。 最近では、 観客を入れて行うス ポー ツ大会も再開され始めた。 その大会の感染対策になら っ て 「ふうせ んバ レ ー ボ ー ル大会」 も開催に踏み切る べきではな い か。 無論、 今後大幅な増加とな っ た場合社会の動向を鑑みて、 中止の判断が必要となる場合も当然あり得るが ・ ・ ・ ・ ・ 」
そして次の様に付け加えた。 「 一 方で、 チームや選手 一 人ひとりが 『参加を選択する権利と責任』 というのを明確にしておく必要もある。 もし感染したら怖い ので参加しないと いう権利、 参加する側にも感染のリス クがあると いう事を承知してご理解の上参加して いただく。 」 これを乱暴と思う人も い るかもしれな い 。 だが時間は過ぎて いくばかり。
皆で 一 歩ずつ前進し、 次のフ ェ ーズ(段階) へ 突入する のだ。