もっと・もっと学びたいあなたへ 北九州市民カレッジとは⁉
北九州市立八幡西生涯学習総合センター
社会教育主事 峯 恭子
「北九州市民カレッジ」(以下市民カレッジ)をご存知ですか?小倉北区大門にある生涯学習総合センターと八幡西区のコムシティ内にある八幡西生涯学習総合センターが主催で行っている学びの場です。この市民カレッジは、市民のもっと学びたいという思いにお応えする講座をたくさんご用意しています。
北九州市は、平成28年度に策定した「生涯学習推進計画」の中で、〝学びの環〞推進プランを掲げています。これは、市民の多様な学習ニーズに対応した生涯学習の機会を提供し、自己実現のお手伝い、そして学習成果を活かした活動へ進んでいただく人材の育成、活動のスキルアップのための学習を再び市民カレッジでと学びのサイクルが循環し、それが人生の質の向上、ボランティア活動の推進、市民力の向上、地域社会の活力向上、地域社会への還元、キャリアの開発、産業の活性化へと循環していく仕組み、それが〝学びの環〞です。
現在、市民カレッジでは前期、後期の2期に分けて、実施しており、平成29年度の例をとると、前期に32講座、後期に34講座が開催されました。まちづくり、ボランティア等、地域活動や社会活動の促進に関する分野の「まちづくり・人材育
成コース」、一般教養、国際理解等の現代的課題の学習に関する分野の「総合・教養コース」、各大学等の特徴を活かした高度で専門的な学習分野の「高等教育機関提携コース」と三つのコースが用意されています。受講される方には「学びの記録手帳」をお渡しし、7割以上出席の方にはカレッジ単位を認定します。
また、お忙しい方やお試しで講座を受けてみたい方を対象に『スポット受講』という制度があります。「スポット受講対象講座」の中からお好きな回を選び特別料金で体験できるものです。気に入れば全体受講に切り替えることができます。
最後に、八幡西生涯学習総合センター主催の「さぁ〜街で一緒にフラッシュモブ!!」についてご紹介します。北九州市立西部障害者福祉会館と北九州市身体障害者福祉協会アートセンターがコーディネートしている、平成28年度から3年連続開催されている人気講座です。〝フラッシュモブ〞とは、街中や公共の場などに集まり、前触れなくダンスや演奏などのパフォーマンスを行うことです。この講座は障害のある人もない人も、国籍も年齢、性別も問わず多種多様な人たちがダンスを通じてつながり、ダンスの楽しさを知っていただくことを目的に開講されています。そして何よりも障害のある方たちの個性豊かな表現の素晴らしさを知っていただき、一緒にオリジナルのダンスを作り上げる楽しさを皆さんで共有していきます。講師は北九州市で振付家・ダンサーとしてダンス教室の講師や様々なダンスイベントに関わっているイマ☆タカDance Family 代表の今村貴子氏です。そのパワーと独創的なダンスセンスに加え、障害者に対する優しい眼差しと理解で、参加者の皆さんに絶大な支持を受けています。興味・関心のある方、一度講座を見学されませんか?
特に9月29日(土)の最終回は小倉北区チャチャタウンで開催される北九州市障害者芸術祭のプレイベントでの発表があります。ぜひ応援にいらしてください!