相談支援専門員のネットワークづくりを目指して
株式会社EPO
相談支援事業 クラムボン
小谷 香津水
「ネットワークぷらす北九州」は、平成28年4月1日に発足した相談支援専門員の自助グルー
プです。私どもは元の背景がそれぞれ違います。その事から知っている知識、情報、得意分野等にも個性や事業所特性があります。
私どもの業務である一般相談、計画相談等を行う時、業務範囲で疑問に思っている事、困難事例の対応方法、サービス事業所の情報共有などを図りながら、一人ひとりの相談支援専門員の質の向上に繋がる事が出来るようにと考え、設立されました。
顔の見える関係を作っていく事が利用者の方へのより良い支援に繋がるという思いで参画される相談支援専門員の集まりです。
「ネットワークぷらす北九州」のコンセプトとして、
①相談支援専門員のスキルアップと横のつながりを持つ事により一人で抱え込まずに済む支援体制を構築する。
②問題点等について、現場だからこそ分かる意見を共有し、行政等に対する発言力を持ってより良い制度への改革を提言する。
③他職種との意見交換会等を実施し、相談支援専門員とサービス事業所が顔の見える関係を作り利用者の方に対して多方向からの視点を持った支援を行えるようにする。
④サービス事業所等の詳細な情報を共有する事により、利用者の方のニーズにあったサービス提供を行う計画を作成していく。
以上の4項目を軸として活動を行っております。
奇数月に1回、内容によって全体会、部会と分けて勉強会を実施しております。
現場の相談支援専門員が業務に取り組みやすいようにと考え、その時期にタイムリーに必要な内容を取りいれております。
例えば昨年度までは平成30年報酬改正に向けて、相談支援事業所の意見を保健福祉局障害福祉部障害者支援課、厚生労働省等に意見書として提出。また65歳問題として介護支援専門員さんと合同の勉強会を開催。今年度4月は報酬改正に
伴い行政の集団説明会での疑問点を取りまとめて、保健福祉局障害福祉部障害者支援課に問い合わせを行う等の活動も行ってまいりました。
この会の活動が、相談支援専門員さんにとって更に良い支援体制に繋がるようにと思いNPO法人化を進めています。
この会は相談支援専門員だけで無く障害福祉に関わる皆さんで作っていく会です。皆さまの力で障害福祉が良い方向に進む事ができますようにと願っております。
~これまでの実績~
H28.4 設立全体会
H28.5 緊急時対応について
家族支援について
(相談支援事業所「大空」篠原氏・相談支援事業所「ステラ」佐藤氏)
H28.7 現場での問題点
(我々にとっての平成30年報酬改正)
H28.9 熊本地震から学ぶ
(熊本地域包括支援センターから)
H28.11 就労支援事業所との連携
H29.5 しごとサポートセンターとの連携
基幹相談支援センターの役割(福岡市より講師)
H29.7 相談支援専門員の労務管理(社労士)
成年後見制度について(司法書士)
H29.9 医療との連携(地域移行・退院支援)
H29.11 介護保険との連携
(介護支援専門員さんと65歳問題を語る)
H30.1 法改正について
(平成30年度どうなっていく)