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 北九州市障害福祉情報センター > ひこうせん未来 > 83号 > 

アート活動を福祉の枠を超える活動に

情報誌

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アート活動を福祉の枠を超える活動に

                   北九州市身体障害者福祉協会アートセンター
                            センター長 藤岡 保 

 

 北九州市身体障害者福祉協会アートセンターでは、法人独自事業として4年前から、障害者のある人たちの作品を、より市民の皆さんの身近な場所で開催する「かがやき作品展」を行ってきました。これまで開催した作品展の回数は58回。ご紹介した作品は600点です。そこでこれまで、当センターが取り組んできた活動について皆さんにご紹介したいと思います。

 

かがやき作品展
「シアワセな牛が描かれた」雪門アイス
障害者アートカレンダー

【障害者芸術文化活動への取り組みのきっかけ】

 北九州市身体障害者福祉協会として障害のある人たちの芸術文化活動に取り組むきっかけとなったのが「北九州市障害者芸術祭」です。障害者芸術祭は、平成20年に第1回北九州市障害者芸術祭を開催し、障害のある人たちの発表の場として毎年開催しています。1回目は、西日本総合展示場で開催しました。ステージイベントに5組の障害のあるアーティストの方が出演し、作品展には69点(絵画51点、書道7点、写真11点)の応募がありました。今年で、障害者芸術祭は11回目を迎えます。現在、ステージイベントは、ふれあいフェスタ2018との合同開催となり、毎年1500名を超える来場者があり、作品展は217点(絵画111点、写真23点、書道45点、工芸20点、手芸18点)の応募があるまでになりました。

 平成26年からは、「障害者の芸術文化活動の情報収集と発信」を目的に、指定管理事業の一環として「北九州市障害者芸術文化応援センター」をスタートしました。収集した情報はセンターだけでクローズするのではなく、Facebook、ホームページ等で情報発信に努めました。このことをきっかけに、市内の芸術文化活動を行っている事業所や関係機関とのつながりやネットワークづくりが出来ました。

平成28年から、法人独自事業として、「北九州市身体障害者福祉協会アートセンター」を立ち上げ、市民に、より身近な場所で開催する障害者アート作品展「かがやき作品展」や、商業施設や商店街など市民の皆さんが集う場所(オープンスペース)での「かがやきステージ」など、芸術文化に関する事業に取組む体制を構築しました。

 

【福祉の枠から地域へ】

 アートセンターが事業展開を行うときに心がけていることは、福祉の枠外での事業展開です。

「かがやき作品展」の開催場所も、地元のカフェや喫茶店、市内に数カ所ある画廊喫茶など、地域に密着した場や地元のアーティストが集う場での開催に努めてきました。 「かがやきステージ」についても、より市民の方が集う商業施設等において、地元で活躍中のミュージシャンと同じステージで奏でる場を提供してきました。

このことにより、障害のある人たちの文化活動が福祉の狭い活動の場から、より開かれた活動の場へのきっかけとなればと思っています。

 

【つながり・コラボから生まれる新しい取り組み】

 アートセンター事業は、ほぼ単独で開催する事業はありません。障害者アートに興味のある店舗や福祉サービス事業所そして、地域で活動している団体などと連携して事業展開をしています。そして、その中から新しい取り組みが生まれました。「障害者アートの商品化」です。そのきっかけとなったのが、環境ミュージアムとのコラボ企画「エコライフかがやきアート展」です。障害のある人たちに「環境」をテーマとした作品を描いてもらい「環境首都北九州」の取り組みや素晴らしさを、アートを通じて市民に啓発していく取り組みです。そして公募した作品の中から大賞に選ばれた作品を商品化に繋げ「環境×福祉×アート」のキーワードで、それぞれの連携の中から「暮らしてよかったと思えるまち北九州」をPRすることができました。(商品化したグッズはエコバック、ノート)

そして、地元企業である雪文(八幡東区)とのコラボで、障害のある人たちに「シアワセな牛」を描いてもらい、その中から選ばれた作品を雪文のアイスクリームの蓋の部分に掲載し商品化するユキモントライアウト「シアワセな牛をかいてみよう」事業を行い、12名の障害者アーティトの作品が商品化されました。

これらのコラボ企画により、多くの市民の皆さんに、障害のある皆さんの埋もれている素晴らしいアート作品を知ってもらうことができました。

 

【障害者アーティストに還元する仕組みづくり】

 これまでの活動実績を踏まえ新しい取組みとして「障害者アートカレンダー」を作製しました。この取組みは、障害者アートの素晴らしさを伝えるだけでなく、作品を提供して頂いた障害者アーティストに売り上げの一部を還元する事業として立ち上げました。また、カレンダーの製本も地元の障害福祉サービス事業所に発注したり、カレンダー販売の委託先になった障害福祉サービス事業所へ販売手数料を支払うなど、障害者アート活動が社会経済活動につながる仕組みのきっかけになったと思います。

 

【障害者アートカレンダー現在販売中】

 障害者アートカレンダーは、月めくりカレンダー、年間カレンダーそして年間カレンダーミニの3点セットで800円で販売中です。

そして販売についても、一丁目の元気×多世代交流スペースくるくる×アートセンターとのコラボで、障害のある人たちの描いたカレンダーを集め市内2カ所で販売する「2019カレンダーフェスタ」も同時に開催しました。なお、アートセンター作製の障害者アートカレンダーの販売先は、芸術文化応援センターFacebookにて随時紹介しています。

 

【これからの活動】

 アートセンターとして、障害者アートが福祉の世界の中だけのものではない。むしろ「既存の美術にない新しいアート」として、芸術、アートに関わる人たちを含め社会に発信していきます。そして、アートを通じて障害のある皆さんの社会参加や個々の持つ可能性についても同時に伝えていきたいと考えています。

2020年に行われる「東アジア文化都市2020北九州」にむけて障害のある皆さんの文化活動が福祉という枠の中の特別なものではなく「新しい文化」の視点で発信できるように、これからも、福祉の枠を超えた多くのつながりの中で取り組んでいきたいと考えています。

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