めざせ!心のバリアフリー ~誰もが幸せになれるまちを目指して~
令和5年度、足立市民センター「あだち心のバリアフリー講座」では、地域全体で「心のバリア」をなくし、相互理解を深めていきながら、障害のある人もない人も共に生きる地域社会の実現に向けた講座を7回にわたって実施しています。
第1回目 の講座では神奈川県相模原市の知的障害者施設で起きた悲惨な事件を追ったドキュメンタリー映画『生きるのに理由はいるの?』を観ました。事件を風化させないようにと映像を制作した澤則雄氏とともに障害と共に生きることについて様々な問題点を考えました。
本人や家族、当事者でなければ障害のある人について正しく理解する機会がなかなかないのが現状です。障害のある人やその家族が社会的に孤立し、将来に絶望してしまう閉塞的な社会を私たちの意識が作り出してしまっているのだとしたら、その「意識」を変えていくことが必要だと感じました。
第2回目 は「白い杖のパソコンサポーターさん」。視覚障害のある手嶋京子氏のアクティブな毎日の様子を、足立児童クラブの子どもたちと一緒に聴きました。
第3回目 は「今が一番幸せ!難病が教えてくれたこと」。PLS(原発性側索硬化症)患者の落水洋介氏の講座では、聴覚障害のある人からの要望を受けて手話通訳者派遣をお願いすることになりました。
第4回目 「めぐるいのちのコンサート」。近くの福祉施設の方が初めて参加されました。
第5回目 「みんなの防災講座」では生き方のデザイン研究所の生き方デザイナーさんたちと避難所について考えました。
第6回目 「サポートハウス小倉の活動」。自立支援における福祉施設と地域との役割を考えました。
最 終 回
「バリアフリーの居場所づくり」
NPO法人抱樸 生笑一座の、様々な困難を乗り越えて今を生きる皆さんから「生きていればいつか笑える日が来る」というお話を聴きます。12月23日10時からです。どうぞ聴きに来てください。
当事者の方のお話を聴いたり話し合ったり、一緒に音楽を楽しんだりする講座を繰り返していきながら、お互いを身近に感じ、地域の皆さんの出会いの輪を広げていき、少しずつ「意識」が良い方に変わっていくといいなと思います。
いつか、市民センターや地域が障害のある人もない人もあたりまえに集える場になることを目指して。
北九州市立足立市民センター
小倉北区宇佐町1丁目8-15
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