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Q-ACT北九州 いよいよ始動!

情報誌

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Q-ACT北九州 いよいよ始動!
平成26年4月1日、小倉北区にQ-ACTが開設されました。

開設から2か月、スタッフと家族会それぞれの現状や思いをうかがいました。

一般社団法人 Q-ACT北九州 大川内幸代

1.立ち上げの経緯

 平成二十四年より福岡市にて精神障がい者の包括型地域生活支援プログラム(ACT)を実践してきた一般社団法人Q-ACTは、精神障がい者家族の強い熱意と要望により、福岡県内の家族会のバックアップにより立ち上がった県内初のACTチームです。

このたび二チーム目となるQ-ACT北九州を平成二十六年四月に開設いたしました。

福岡市での活動を行う中で、地域には多くの方がACTのようなアウトリーチ支援(出向いていく支援)を必要とされていることを知り、福岡市の一チームだけでは県内すべてのニーズに対応できない現状を実感してきました。そこで、福岡市での経験を活かし、県内のどこで生活されていてもACTの支援が利用できるようにチーム数の増大を目指し、このたび北九州での二チーム目開設の運びとなりました。立ち上げ準備期間にご協力いただいた家族会の方々、保健・医療・福祉の関係機関の方々には大変感謝しております。また、去る四月十二日に北九州市立大学にて開催しました「Q-ACT北九州オープニングセレモニー」では、多くの方にご協力いただき盛大に開催することができました。重ねて御礼申し上げます。

2.ACT(アクト)について

一般的に“アクト"と呼ばれていますが、Assertive Community Treatmentの頭文字を略した言葉であり、日本では包括型地域生活支援プログラムと訳します。このプログラムは、重度の精神障がい者を対象に、住み慣れた場所で安心して生活を送れるように医療・福祉・就労を含めた生活支援全般を行うものです。看護師、精神保健福祉士、作業療法士、就労支援の専門家、精神科医、ピアスタッフなどによる多職種チームが24時間365日、生活の場に訪問し本人やご家族の支援を行っていきます。

また、ACTで一番重要なことは、支援目標を“心身の健康"と考えるのではなく“本人の望む幸福"とし、病気や障がいによって出来なくなったことへ焦点を当てるのではなく、病気や障がいを持ちながらも出来ること、その方の好きなことや、やってみたいと思うことなどの希望や長所(ストレングス)に焦点をあて、ストレングスを生かして自立を支援していくということです。

3.ACTの活動・支援内容

ACTの具体的な支援内容としては、一緒にカラオケや買い物などの外出を行ったり、薬や病気についての相談にのったり、年金や生活保護などの手続きを一緒に行ったり、家族関係や恋愛・友人関係の橋渡しを行ったり、仕事探しのお手伝いや住まい探しのお手伝い、リハビリテーションやスキルトレーニングなど、利用者個人に合わせたオーダーメイドのプログラムで、地域で安心して暮らすことから自立した生活へと移行できるように支援を行っています。

北九州市ではまだ実践を始めたばかりなので、少し福岡市での実践をご紹介いたします。入退院を頻繁に繰り返していた方のご家族からQ-ACTへ利用相談がありました。ご本人は「退院して、地域で暮らしたい」という目標がありました。

関わった当初は病院の保護室に入院中でしたが、少しずつご本人とコンタクトを図りながら病院スタッフ等とケア会議を行い、退院後は一人暮らしに結びつきました。地域での生活を継続するには頻回訪問が必要で、ACTの支援がなければすぐにでも入院になってしまう状態です。ACTは家族との話し合いや近隣交番、住んでいるアパートの保証会社との連携を行い、日中活動の場として地域活動支援センターに同行するなど、その方の生活に必要な支援を本人と話し合いながらすすめていきました。

他には、「仕事に就きたい」と言えば、一緒にハローワークへ仕事探しに出向いたり、面接の練習や企業との面談、就職後のフォローを行ったり、「結婚したい」と言えば、結婚相談所へ一緒に登録に行くなど、その方の望む形での支援を行っています。

支援内容については、利用者の数だけニーズがあり、性別や年齢、症状や家族構成、ストレングスなどによっても支援内容は大きく変わってきます。しかし、最終的なゴールはACTからの卒業(ステップダウン)であり、利用者の自立促進を意識して支援しています。

4.北九州市での家族・当事者のニーズやその取り組み

Q-ACT北九州は小倉北区東篠崎の事務所を拠点とし、車で四十分圏内を訪問対象地域(キャッチメントエリア)としています。開設後まだ日が浅いため、利用者やその家族との信頼関係の構築を第一に考えて訪問をしています。そこから利用者を中心にどのような支援をしていったら良いのか、チームと本人で一緒に確認している段階です。

5.今後の展望

北九州市では、家族会をはじめとする多くの方がACTの支援を心待ちにされている心情がとても伝わってきます。私たちもそのご期待に応えられるよう、丁寧な支援を心がけながら少しでも多くの方にサービスを提供していきたいと思っています。

また、ACTは社会資源の一つにしか過ぎず、ACTだけでその方の人生全てを支えることはできないため、多くの関係機関の方々との連携が必要となってきます。Q-ACT北九州は開設したばかりで、ほとんどのスタッフがACT初心者ということもあり、地域の精神医療・保健・福祉に携わる方々にご指導いただきながら、チーム全体が成長していけたらと思っています。

今後の展望としては、福岡県内のどこに住んでいてもACTの支援が必要な場合にはサービスを受けられるよう、一チームずつ着実に増やしていき、どこのACTを利用しても質の変わらない支援を提供できるようにと考えています

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