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 北九州市障害福祉情報センター > ひこうせん未来 > 71号 > 

地域と当事者の想いをつなぐ出前講座

情報誌

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地域と当事者の想いをつなぐ出前講座

 平成26年7月、福岡教育大学附属小倉中学校で社会福祉協議会の出前講演が開催されました。障害福祉団体連絡協議会の調整で、障害福祉ボランティア協会と身体障害者福祉協会および自立生活センターの協力により体験型福祉教育が行われ、1年生約120名が障害について学びました。生徒は熱心に車いす体験やアイマスクを使用した視覚障害の体験、介助を学びました。

 福祉体験学習も終盤に差し掛かり、障害当事者の講話中、当事者からの何気ない問いかけに生徒たちの表情に戸惑いと不安の色が見てとれました。当事者からの「バスの中で、車いすの人が乗車してきたとき、みんなはどう思った?」という問いかけに対して、ある生徒が戸惑いながらもしばらく考え、答えた感想は「乗車に時間がかかって困るなぁと感じた。」というものでした。当事者を前に正直に、勇気をもって話してくれた言葉です。私なら何と答えただろうか、そう自問しながら当事者の話を聞く生徒たちを見守りました。

 社会福祉協議会では、地域福祉を推進する使命をもつ団体として、市民を対象とした福祉啓発である出前講演活動に取り組んでいます。平成25年度には、3400人以上の市民を対象に講座を開催し、地域の福祉課題について理解を促進してきました。

講演内容は、社会福祉協議会の様々な地域福祉活動に加え、障害やひきこもり、社会的困窮などの課題毎に特化したテーマを設定し、誰もが安心して暮らせる支え合いのまちづくりの実現のために、福祉の風土づくりを進めています。

 近年では、社会的孤立に見られるような複雑な生活課題が増加しており、市民の福祉課題への理解に基づく地域福祉活動の活性化と、市民の主体的な参加による種々の課題解決への協力を促進していく必要が再認識されています。

 北九州市等が行った障害児・者を対象とした調査等でも、障害者差別の解消に向けた福祉教育や、災害時の不安や福祉救援体制づくりに対する要望が多くみられ、これらの活動を当事者や関係団体の積極的な参画のもと、地域レベルで地道に実践していく必要があります。

 一方、障害のある人などのうち支援が必要な人の情報が把握しにくいといった、活動上の課題も報告される中、当事者や支援者と地域をどう結び付けていくかという課題にも取り組まなければなりません。

 市内全域で展開される校(地)区社会福祉協議会の活動では、五年、十年後の福祉のまちづくりを見据えた中長期活動計画を基礎として、住民福祉啓発講座や災害時の福祉救援体制づくりの取り組みが進められています。

 「自分たちにできることを考え、実行していきたい。」これは冒頭の中学生たちの修了後の感想です。障害のあるなしに捉われず、それぞれが一人ひとりの人間として共に生きる社会をつくっていくことが大切なのだと感じてくれたと思うと、この出前講演活動の目的の半分は達成されたのではないかと思います。残り半分は、彼らが社会に出たときに、今回、学び感じた経験をどう活かしていってくれるかにかかります。

 社会福祉協議会では、地域と当事者の想いをつなぎ、共に福祉の風土を築いていくことを目標に、関係団体と連携しながら、啓発活動を展開していきます。今後も、当事者並びに関係機関・団体の皆様のご理解ご協力をお願いいたします。

(社会福祉法人北九州市社会福祉協議会 福祉部 地域福祉課主事 宇都宮慎吾)

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