◆こんなことやってます!! ~あんなとこやこんなとこで~
★G7エネルギー大臣会合:北九州(五月一日)の記念品として、桑の実工房の「藍染めはんかち」が採用されました。
桑の実工房
事務局長 桑園 里佳
- 桑の実工房の外観の写真
- 折り紙たたみ模様の藍染めはんかちを持った利用者さんの写真
- 花結びをした記念品の写真
- 記念品の納品式の写真
平成9年、自分の住んでいる地域に通いたいという利用者の強い思いから、無認可の小規模作業所「桑の実作業所」が開所されました。
利用者7名職員2名からのスタートです。そこで、畑をおこし野菜作り、染料用の植物栽培、藍染め・草木染めの製品作りを始めました。
5年後、社会福祉法人として認可され、現在の「桑の実工房」と名を改め新たに、木工作業が加わりました。
種まきから始める染色作業、とことん磨きこまれた木工製品、「てまひま」をかけた物作りをずっと続けてきました。
現在、利用者は四十一名、仕事は、染色・木工に加え、ペイント・軽作業(ボルト・ふきんの袋詰め等)PCの解体・調理等
ずいぶん増えてきました。
二十年ずっと作り続けてきた「藍染めはんかち」が今回このよう形で取り上げていただけたのは、本当に嬉しいことです。
G7のアメリカ・イギリス・フランス・・主要7か国、遠い遠い国々まで、藍染めはんかちが、旅立っていくこと、
また使われているのかと思うと、何と光栄なことかと、利用者のみんなと喜びを分かち合っているところです。
今回の藍染めはんかちは、折紙たたみ絞りの模様にしています。やっこさんを折紙で折るように、白のはんかち布をたたみ、
ゴムでしっかり巻いて、絞り模様をつけます。それから藍液につけて染めていきます。
風呂敷で包む文化も日本独特の文化であり、エコな使い方として、
エネルギー大臣会合の記念品としてとてもふさわしいと市の方も話されていました。
記念品は、純日本的なお土産、酒枡と金平糖を藍染めはんかちで包んでいます。
それも、普通の真結びではなく花結びで仕上げ、日本らしさが出て好評でした。
その後も、同じ記念品の注文が北九州市から連絡があり、嬉しい限りです。
桑の実工房では藍染め体験講座を開催しています。穴生学舎や市民カレッジ゙北九州市内の市民センターへは、
あちこち出張講座も開催しています。
はんかち、バンダナ、Tシャツ、エプロン等の藍染めを体験できます。
桑の実工房の染色・木工・ペイント製品は、夏の展示会、秋の桑の実まつりで即売会を開催しています。
ぜひ皆さん手に取って、肌で感じて、藍や草木の色どりの美しさを感じていただければ幸いです。
日々心をこめて物作りに励んでいます。お待ちしています。